ある日、僕の携帯が鳴った。表示された画面で家庭教師先からの電話だと分かったが出ると生徒の声で「いつも算数をみてもらっています〇〇ですが、佐藤先生でいらっしゃいますか?」。驚いた。小学6年生の口調ではない。しかも取って付けたような感じでも、言わされている感じでも無い。いたって自然なのだ。きっと普段から使っているのであろう。
その子の家に行くと必ず玄関まで迎えに出てきて「こんにちは」と僕の目を見て挨拶してくれる。指導が終わると「ありがとうございました」とお礼を言ってくれる。こちらとしても非常に気持ちが良い。
躾の問題なのだろう。ご両親がしっかりと言っているに違いない。やはりこのことが勉強にもつながってくる。生活面でしっかりと躾が出来ているご両親は、勉強面でもしっかりと指導出来ている。逆に言えば、
躾すら出来ない親が勉強の指導が出来るはずはないのである。
まずは挨拶できるように!そこから始めてみましょう!合格が一歩近づくはずである。因みにこの生徒は塾でのクラスを3つも上げ、受験校4校に全勝した。