5月31日の日記・コラムに「チョウとガ」の話しを書いた。今日も昆虫の話をしてみたい。
昆虫を調べていくと驚かされることばかりだ。
ハサミムシにはメスが卵を生んで子供が孵化すると自分の身体を食べさせる種がいる。当然そのメス(母親)は死ぬ。これを初めて知ったときびっくりした。何という愛情なのだろうか。親が子を愛するのは当然として、ここまでそれが具現化されている例があるだろうか・・・。当の本人は愛情ではなく本能でしているのだろうが・・・。
蚕の成虫であるカイコガには口がない。これも驚きだ。成虫になってからは何も食べないのだ。ただ繁殖するために成虫になる。すごい世界だ。
女王アリは結婚相手を決めるとき、空高く飛び上がる。それを多数の雄アリが追いかける。女王アリは身体が大きく体力があるので雄アリより高く飛べる。一番高く飛べた1匹の雄アリだけが女王アリと交尾が出来る。他の雄アリは力尽きて地面に落ち、死んでしまう。交尾した雄アリも死んでしまうのだが・・・。ちなみに交尾は空中で行う。強い子孫を残すための行為とはいえすごくシビアだ。
他にも挙げたらキリがないほど驚く話がいっぱいある。つくづく人間で良かったと思う。
虫に好かれる僕は前世は虫だった気もするが・・・。
2009.6.2 家庭教師センター SGW 代表 佐藤 真史