「これ面白いから読んでみなよ!」と友人が貸してくれた本で、面白かったためしがない!本でなくてもCDでもDVDでも同じだ。やはり自分で興味を持たないことにはダメである。だから、生徒本人が「読みたい!」という意志を持ったら極力それを読ませて欲しい。

 うちの子は「読みたい」という意志がないのですが・・・、という相談を良く受ける。これに関しては意外に簡単な解決策がある。本屋に連れて行けば良いのである。1回でダメなら何回も連れて行く。何回か行けば必ず興味が湧いてくるはずだ。動機は単純で構わない。「タイトルが面白そう」「表紙の絵がきれいだ」・・・。こんなもので良いのか?と感じるような本で構わない。読まないよりましである。そうして読んだ本が面白かったなら、その作者の他の著書を探してみたり、その出版社にこだわってみたり・・、色々広がってくる。そうなればしめたものである。

 上級者になれば読書の時、赤鉛筆を持たせて欲しい。主人公の心情が書いてある、あるいは心情が読み取れる部分に赤線を引いて欲しい。これをすることによって「心情変化」の読み取りが鍛えられる。

 どうしても1冊の本を読めない、という生徒にも策はある。国語の長文読解の問題集を買い、読んで欲しい。「物語・小説」だけで良い。しかも、問題は解かなくて良い。本文だけを1日1文あるいは2文くらいを読むだけでも全然違う。しかも、問題になっている文章は短いのにしっかりまとまっている。分厚い本を読むより力がつくかもしれない。この場合もやはり赤鉛筆を持たせて欲しい。

 それから、語彙力をつけるためにやはり辞書を側に置いておきたい。意味の分からない単語はその都度引いておきたい。その際には調べた単語をノートに書き出しておくべきだ。そうやって調べた単語が貯まってくると、「勉強してる!」という実感も湧いてくるので相乗効果も期待出来る。

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