工具の話しを続けたい。

 写真の工具は「トルクレンチ」というものである。先日載せた「ラチェット・ハンドル」と同様にボルトやナットを締め付けたり緩めたりする工具だ。しかし、先日のものとは決定的に違うのはこちらは締め付けトルクを管理出来る点だ。写真では見えにくいが手元のメモリでトルクを設定できる。「トルク」というのは締め付ける強さのことだ。車の整備書にはあらゆるボルトやネジに「適正トルク」が書かれている。僕の車で言えば、タイヤを留めているホイール・ナットは129N/mだし、スパークプラグは15N/mだ。確かに安全上緩んでは大事故につながるのできちんと締めておかなければならない。ただ、面白いのは安全上大して関係のないオーディオを留めているボルトや、スイッチについているネジのトルクまできっちりと記載してある。これは、ボルトやネジを保護するためである。つまり、力任せに締め付けるとネジやボルトが「バカ」になってしまう。だから、これらにも「適正トルク」があるのだ。

 子供も同じで個々に「適正トルク」があってそれ以上の力で締め付けると「バカ」になってしまうのである。気を付けたいですね。

2009.4.27 家庭教師センター SGW  代表 佐藤 真史

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