具体的な攻略をすぐに書きたいがその前に少しお付き合い願いたい。

 麻布の校風について語られるとき必ず出てくるキーワードは「自由」である。確かにその通りで否定はしないがその裏に隠されていることを無視してはいけない。それは「自由」であるのに麻布の秩序が乱されないのは生徒一人ひとりが「責任」を背負っているから、ということだ。つまり、やみくもに「なんでもあり」という体質なのではなく、生徒が必ず責任感を持って自主的に取り組んでいるから成り立っている校風なのである。そこを履き違えているような生徒は本校にはむかないであろう。

 それから私自身が思うのは麻布生は非常に「個性的である」ということだ。何でも出来るオールマイティーな人間は少ない。しかし、ある特定の分野で異常なほどの能力を持った生徒が多い。小さい頃「昆虫博士」「鉄道博士」と呼ばれていたような子がそれにあたると思う。語弊を承知で言うならば「オタク」と言われるような子がむいているのだと思う。世間で「少し変わっている」くらいが麻布では「ちょうどいい」のである。

 あとは、読書が好きな子。麻布生は夥しい量の本を読んでいる。友人の家に行くと本棚に本がぎっしりと詰まっている。麻布生の知識の源がそこにある。

 「なんで?」「どうして?」と質問し、親や先生を困らせている子もむいている。こうやって質問するのはどんなことも深く知ろうとする表れだからである。麻布生はみんなこのタイプだ。

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