昨日、不登校の生徒の話を書いた。今日も不登校の生徒さんの話をしようと思う。
昨日の子とは別の子の話だ。その子は中学3年生の時に見ていた子で高校受験をし、見事第一志望校に合格した。合格したので指導終了としたのだが、高1の夏休みにお母様から電話をもらった。「うちの子5月のGW明けから学校に行ってないんです。2学期からは行かせようと思っているので夏休みの間来ていただけませんか?」というものだった。電話をもらって驚いた。とてつもなく明るい子だったし、第一志望校に入れてものすごく喜んでいたのに・・・。
詳しく話を聞くと、あまりに期待して入学したので、思っていたことと現実とのギャップについていけなかったということだった。考えさせられた。期待して志望校に入学するのは誰しも夢見ることなのにそれすらも「加減」があるということなのだろうか?難しいものだ。
結局、夏休みだけ指導したが、2学期からの復帰は出来ず、留年となってしまった。しかし、その後は退学という安易な道を選ばず、1年遅れではあるが卒業した。彼とも連絡を取らなくなって久しい。電話してみようかな。
2009.4.17 家庭教師センター SGW 代表 佐藤 真史